ブランドストーリー
自然と科学で幸せを
株式会社J-LABO
代表取締役 浄土栄之助さん
ナノバブル技術を使い、水素の抗酸化作用を最大限利用した「ORIINA BODY GEL」の開発、販売のほか、「人と地球に優しく」の理念の元、未利用資源に着目した製品開発など、科学の力で社会に貢献する株式会社J-LABO。代表取締役の浄土さんに、ORIINA開発の想いを聴いた。
ナノバブルとは
1マイクロメートル(=0.001ミリメートル)未満の、ナノメートル単位で表される非常に小さな泡です。経産省の用語としては「ウルトラファインバブル」と呼ばれ、泡でありながら水中で上昇せず、長時間とどまり続ける特徴を持っています。 その小ささゆえ、様々な隙間に入り込む浸透力の高さによって、洗浄力・保湿力などを高める効果が期待され、現在では、シャワーヘッドや洗濯機、化粧品など、さまざまな製品に利用されています。
自然の恵みを活かしていくことと、新しい技術を取り入れること。
2つの柱を組み合わせることによって「人々の健康と幸福に貢献したい」。
それが、浄土さんが代表取締役を務める株式会社J-LABOの願いだ。
人にも環境にもやさしく、持続可能なものづくりを心がけ、商品開発を行っている。
たとえば、豊富な栄養素を持ちながら、使われずに廃棄されてしまっている天然資源の利用方法を研究するなど、自然の力に科学のプラスアルファを加えることで、より良いものを作り上げるところにアイデアを注いでいる。
自然界に存在する水素と、植物から抽出した天然由来の成分、精油を使った商品「ORIINA」シリーズも、そんな事業の一環だ。
抗酸化作用を持つ水素は、活性酸素と結びつくことで水として排出され、酸化を防ぐ働きが期待されている。活性酸素はシミやしわ、疲労や生活習慣病の一因とも言われ、美容や健康の点から注目を集めている。
植物の持つ力で香りによってリラックスできる精油は、エステサロンなどでの施術に用いられている。
そんな二つを組み合わせて、爽快感にアプローチするボディケア商品を作る、それが、「ORIINA」の一つの開発コンセプトだった。
ORIINA BODY GELの開発における壁の一つが、水素をジェル内に保存しておく方法だった。
宇宙一分子の小さい水素は、未開封のペットボトルからでさえも抜け出てしまう。どれだけ健康や美容の面で水素が期待されている存在だと言っても、使う前に商品から抜けてしまっていたのでは意味がない。
解決策として浄土さんが目をつけたのは、ナノバブル技術。
それは、0.001ミリ未満の、目には見えないほど微細な水素の泡を作る技術だ。目には見えないと言っても、ナノバブルは水素分子よりずっと大きい。絶妙なサイズが、炭酸飲料の泡が自然に浮かび上がり、空気中に抜けていくのとは違い、水中に長時間とどまり続ける特徴を持たせている。水素をナノバブル状にすれば、空気中に抜け出すのを防げると考えた。
「実際にナノバブル化による保存を実現するのは、想像以上に大変でした」と浄土さんは苦笑する。
大きすぎる泡が混じると、ナノバブルと融合して浮かび上がり、消えてしまう。
かといって一粒一粒が小さすぎれば、水の圧力に負け、泡の状態を保っていられない。
「ナノバブル」というだけあって、泡の直径の調整はナノメートル単位で行われる。1ナノメートルは0.000001ミリメートルと等しい。大きさを変えると言えば単純に聞こえるが、気が遠くなるほど小さな世界での調整は、決して容易ではない。ナノバブルを発生させる方法自体を変えることから検討した。
苦労の分、最適なサイズのナノバブルを安定して作り出すことができたときは、喜びもひとしおだった。
「爽やかなジェル」に
水素と並び、ORIINA BODY GELの魅力を支えるのは、精油の存在だ。
アロマサロンでのマッサージにも用いられる精油は、植物を蒸留するなどして、天然成分を取り出して作られる。「人工香油」とは異なり、合成香料などを含まない、100%天然の香りアイテムだ。
原料となる植物や、抽出方法などによって含まれる成分が変わり、効果も変わる。 各種の香りのブレンドに、どのような香りや効果を、持たせるか。その道のプロでなければ、バランスを考えて、調整するのは難しい。
「安心、安全な自然の力で、美容と健康に寄与する。J―LABOの理想を実現できる商品にするため、とことんこだわってブレンドを調整しました」浄土さんとともにORIINAの開発を手掛けたアロマセラピスト、木村淑子さんは語る。
選んだのは、ラベンダー、ローズマリー、ペパーミント。原料も、オーガニックのものにこだわった。
運動の後や、サロンでの施術の仕上げ、日々の疲れがたまった体をリフレッシュしたいとき。そんな時に使われることをイメージして、爽やかな香りを持ち、疲れにアプローチするものに仕上げている。
もう一つ、徹底追及したのが、ジェルのぬり心地、テクスチャーだ。
肌の保湿や、運動後、クールダウン時のマッサージアイテムとして、汗をかいた後でも、快適に使えるように。そんな狙いのもと、配合成分を調整し、サラっとして伸びの良いぬり心地と、スキンケア化粧品としての保湿力を両立させた。
「できれば夏場に保湿クリームは使いたくない」そんな人々からも人気だ。
近年、疲労回復の目的でスポーツ界でも注目を浴びる水素を含むこともあり、アスリートのボディケアアイテムとしても好評を博している。
水素も精油も、体のために働く力を持っている。
ただ、水素は抜けやすく、精油は光に当たったり、空気と触れ酸化することで、性質が変化してしまう。
どちらも、その良さを長期にわたって保存しておくことが難しいものだった。
浄土さんたちは、ナノバブル技術によって水素の長期保存を実現し、水素の抗酸化作用によって、精油の変質抑制を可能にした。
従来からある「自然の力」に、科学の技術をプラスしたアイデアで、その良さを最大限引き出す。「ORIINA BODY GEL」はまさに、J-LABOの技術力と発想力が生んだ、画期的な商品だ。試行錯誤の末の自信作、ORIINAをもっと多くの人に届けるとともに、自然の恵みを活用する、新しい試みを。
J-LABOは、これからも「自然」×「科学」で、幸福を届ける活動を続けていく。
ショップ紹介
株式会社J-LABO
〒530-0047
大阪市北区西天満6-3-11-302
ナノバブル技術を利用した水素入りボディケアジェル「ORIINA」の開発、販売のほか、「人と地球に優しく」の理念の元、未利用資源に着目した製品開発など、科学の力で社会に貢献する商品開発、事業提案を行っている。