大地のエネルギーが詰まった野生のりんご
HAL Ringo Gardenのりんご
青森産の無農薬・無肥料栽培のりんご(品種/ふじ)です。農薬や肥料を一切使わずに自然のままに栽培しており、皮ごと食べても安心・安全な、自然の恵みいっぱいの珍しい野生のりんごです。贈答用にも適した、虫食いや傷の少ない綺麗なりんごを厳選しました。自然の中で育まれた力強さが特徴のHAL Ringo Gardenのりんごをお楽しみください。
青森の自然のまんま、そのまんま
大地の恵みだけで育った野生の林檎
農薬を使った栽培が当たり前であるりんご作り。そんな中、自然の力を最大限に活かし、農薬も肥料も一切使わないりんご畑が青森県黒石市にあります。農薬を使っていない、大地の恵みそのままの『野生の林檎』が食べたいという一心で、周囲の反対を押し切り、かつてないりんご栽培に挑戦した一人の女性の物語です。
栄養たっぷりエネルギーもたっぷり
自然そのままの味がする野生の林檎を
HAL Ringo Garden
代表 菊地 春美さん
幼いころから行動力にあふれ、「やりたい」と思ったことはすぐに実行してきた菊地さん。かつては会社勤めをしていましたが、両親の他界をきっかけに、りんご畑を一人で引き継ぐことを決意。農薬や肥料に頼らず、自然の力を信じたりんご栽培に挑戦し、数々の試行錯誤を重ねながら、自然と調和した農法を追求。自然を尊重し、生命たちの力を信頼する菊地さんのりんごは、土地や季節の息吹をまるごと感じさせる味わいで、多くの人々に愛されている。
農薬や肥料を一切使わないりんご栽培について
りんご栽培では、病害虫の多さや木が必要とする栄養量の多さから、農薬と肥料の使用が主流の農法として近代農業の技術革新とともに広がり長きにわたって定着している。黒星病やうどんこ病といった真菌性の病気や害虫に対抗するため、多種多様な農薬が用いられ、りんごの木が安定して多くの果実を実らせるため肥料も多用されている。一方で、自然農法への関心も高まりつつある。土壌や植物の力を引き出すことで、不可能と言われた無農薬栽培を成功させている実績もある。自然農法で育てたりんごは、栄養価が高く保存性に優れるとされ、環境に配慮した人にも地球にも優しい選択肢として今注目を集めている。
青森の自然、大地の恵み
生まれ育ったりんご畑
昼夜の寒暖差が大きく日照時間が長い、ここ青森県は誰もが知るりんごの産地。HAL Ringo Gardenの菊地さんは、りんご畑を営む両親のもと、幼いころはよくりんご畑で過ごした。りんごの収穫時期には家族総出でりんごを摘むというのも日常だった。時を経て、社会に出て会社勤めをし、家を出て嫁ぐうちに、りんご畑との関りも薄くなってきてはいた。そんな中、年をとった両親が亡くなり、残されたりんご畑をどうするのか、決断を迫られることとなった。兄とも相談し、自然な流れでりんご農家を辞めて畑を手放すことも考えたのだが、最後の最後、菊地さんの決断は違っていた。
りんご畑のことを考えるうちに
持ち前のチャレンジ精神にスイッチが入る
「既成概念とか今まで通りとか、そういう考え方は苦手ですね」そう語る菊地さん。改めてりんご畑やりんご栽培と向き合うことで、「なぜ農薬を使うのが当たり前なのだろう」と素朴な疑問が湧いたのだ。りんご栽培において農薬や肥料を使うのは基本の基本。「農薬を使って、虫が来ないようにしたり、病気がつかないように葉っぱに膜をかける薬剤を使ったり、偽のメスフェロモンの薬剤を木にぶらさげてオスの交尾を阻害し繁殖させないやり方の害虫駆除を行ったり・・・みんな当たり前にやっていることですが、考えれば考えるほど自然に逆らって不自然なことをしていると思いました。」
自然の力を信じて、りんごの力を育むことができるのではないか。考えれば考えるほど、今当たり前に行われている農薬や肥料を大量に使ったりんごではなく、農薬を使わない自然そのものの野生のりんごの味はどんなだろう、と興味が湧いた。市場に出回っているりんごはどれも農薬を使っていて、スーパーでもお店でも無農薬・無肥料のりんごが手に入らない。それなら、自分で作るしかない。「無農薬にすると収穫量は半減するんです。だから農薬を否定することはできません。しかも市場や農協などは見た目で値段が決まりますので、見た目を良くするためにも必要なものだとは思います。ただ、私は自分を信じてやりたいようにやってみよう、野生のりんごを作ってみよう、と決めたんです。」菊地さんは、誰にも迷惑をかけることなく、一人でりんご畑を継承することを決めた。
周囲の反対を押し切り
農薬も肥料も使わない
りんご栽培をスタート
「無農薬でやる」と口にしただけで、あらゆるところから反対の声や非難の声が上がった。それだけりんご栽培において農薬を使うことが当たり前で、無農薬のりんご栽培は外道だったのだ。農薬を使わない畑が近くにあると、虫が大量発生して自身のりんご畑に被害があるのではないか、そんな不安を抱える人々からのバッシングも多かった。共に両親のりんご畑で育った兄も、菊地さんを心配し反対をした。「でも、やりたくて、やりたくて。やらなかったら後悔する、と思ったのでやることに決めました。」何事もやらないで後悔するよりも、やって後悔する方がずっといい。菊地さんは今までそうやって生きてきた。
蜂がりんごの実だけを食べて、皮と芯だけ残っている様子
反対する人の声は大きく、市の農林課に無農薬でりんご作りをするというクレームが入り、市や農協の職員の立ち入り調査まで受けることになった。農薬を使っているところに虫はいかない、もし虫が来るなら農薬を使っていない自分の畑に虫がわくから迷惑はかけない。多少のりんごは虫も食べるだろうが、それこそ自然のことだ。半分は自然の生命たちに、半分は私たち人間がいただけばいい。何より大量に害虫が発生するということ自体起こるはずがない。そもそも自然は循環していて、薬を使わない方が自然の摂理に従い、最も良いバランスで全ての生命たちが調和されるはずなのだ。
専門家にも疑問をぶつけ
他分野での栽培事例にも
耳を傾ける
思い込みだけで猛進したわけではない。菊地さんは、自分が納得できる情報を求めてひたすら動いた。無農薬栽培の著名人の講演会にいっては直接質問をぶつけ、同じ黒沢市内にある世界で唯一のりんご研究所にも何度も質問をした。他にも、いろんな農法の勉強会にも参加し、無農薬栽培をおこなっている異分野の成功事例や失敗事例を聞いて回った。結局のところ、分かったのは、やってみないとわからない、こうしたらよいという正解は誰も知らないということだった。自分自身で考えて、自分の感覚を信じてやってみるしかないのだ。「自分はこれがいいと信じてやっているだけ。やりたいからやっているんですよ。結局はそうするしかないんですね。」楽観的なのか、達観しているのか。正直で、本音そのままの様子が清々しい。
鳥がりんごの木に巣を作っていました
太陽の光・土壌の微生物
昆虫や虫や小動物との共存で
本来の果物の力が発揮される
あらゆる方面からの非難をよそに、菊地さんは初年度、農薬を使ってりんご栽培をしていた両親から引き継いだ全てのりんごの樹にプロトン水をかける作業を行った。りんごの木から農薬を抜くためだった。その結果、りんご畑の様子がまるで変わった。「蛙がたくさんやってきて、ぴょんぴょん、ぴょんぴょん飛んでいるんですよ。蜘蛛もいっぱいでしたね」目を細め、嬉しそうに菊地さんは振り返る。無農薬栽培をはじめて丸5年。今ではキジがきゃんきゃん鳴く様子が見られたり、蛇が2匹お昼寝している姿に目を細めたり、自然そのままのりんご畑にいる時間を幸せだと感じる。「これが自然ですよね。生き物がいないことがおかしいんですよ」優しい話し方が、生きとし生ける者全てへの愛情をのぞかせる。
真っ白なブルーム
自然由来の免疫作用のほか
微量栄養素も豊富
農薬や肥料を使った近代農業を始める前の江戸時代、日本ではもっと少しの食事でもっとハードな肉体労働を行うことができていた。一説によると、それは食物の栄養素が高かったからだと専門家が話しているのを聞いたことがある。当時の食物は自然に近い形で生育されていたため、フェトケミカルと言う自然由来の抗酸化作用や免疫調整作用、抗炎症作用が含まれ、微量栄養素なども含まれており、旬の食物をその時期に食すということもあり栄養価が高かったと考えられるそうだ。HAL Ringo Garden のりんごも同じなのだ。栄養素が豊富で、自然そのままにこだわる菊地さんの育成方針により、「生きる力」をのびのびと育んだ旬の力がみなぎっている。
自然のバリア「ブルーム」がついたりんごは真っ白です
実際に、HAL Ringo Gardenで収穫されるりんごは、果実が出す自然のバリア「ブルーム」で白く覆われる。虫が食べないように化学物質の膜を塗るのではなく、豊かな自然の中でそのままの状態にさせることで、りんごが本来もっている免疫機能や抗菌機能、抗酸化機能は強化される。「このブルームがすごくて。時間が経つと、蝋化して、時には隣どうしのりんご達がくっついて離れないくらいになるんですよ。離れさせようとしたら、パキっと音がするくらいで。」まるで、すくすく育った自分の子どものことを話す母親のように、菊地さんは愛情深く嬉しそうに笑って話す。
実るだけでも成功
美味しくできたら大成功!
今年のりんごはすごくよかったの
自然そのままといえども、手をかけ愛情をかけている。りんご畑では、一本一本のりんごの木の様子を見て回る。調子が悪い木、病気になっている木がいれば、乳酸菌など自然由来の菌を塗布して手当てをする。治療も自然の力を活かした療法を活用する。樹木と通じ合い、感じ合うような時間を大切にしているそうだ。畑の管理や樹の管理で大変なこともあるに違いないが、菊地さんはりんご畑での時間を楽しんでいるように見える。
そもそもりんごが実るだけでも成功だと考えている。ましてや美味しくて大きな実がなったら、これ以上ない奇跡、大成功だ。自然に対しての畏怖や尊敬の気持ちがあるのだろう。「今年のりんごはすごく良かったの。今年は草刈りもしなかったんです。夏は暑かったから、草がある方が土が乾燥しないだろうし、りんごの樹や畑の土の日よけになって暑さがしのげるんじゃないかなと思って。」草刈りをしなかったせいかどうかは分からないものの、2024年のりんごは、これまで以上に質の高いりんごが沢山収穫できた。「本当にとってもとっても嬉しい。」自然への感謝、喜びがあふれ出ている。まるで子育てのようなりんご栽培だ。広々とした大地の恵みを全身に浴びたHAL Ringo Gardenの野生のりんごは力強い。ぜひ一度はご賞味いただき、自然の息吹を感じて欲しい。
現行の農家さんの化学肥料はメタボ野菜、果実で逆に身体にもよくないと思いますがこうして肥料のことも考慮しておられる農家さん、たいへん有り難く。参考になります。リンゴの細胞がギュッと詰まって香り高く、もちろん甘さもあるのですが酸味もしっかりあるとやはり美味しいなと感じます。見た目は想像よりも美しく…さまざまなご苦労があると思います。常識外のことはやってみないと真実がわからず、そういった取り組みを大切にされる方を応援できれば嬉しいです。
完全無農薬の林檎初めてです。箱詰めも丁寧に一つ一つ保護されていたのでキズ一つ無かったです。ありがとうございました。頂くのがたのしみです。
思っていたより甘く、程よく酸味もあってとっても美味しかったです!なにより無農薬なのが、家族やペットにも安心してあげられます。ありがとうございました。
丁寧な梱包をありがとうございました。とても美味しいりんごでした。無農薬で大変だと思いますが、安心して食べられるのでありがたいです。
小さくてツヤツヤのギュッと締まったお林檎でした。無農薬のは初めて食べましたが、自然な甘さとはこういうことかと思いました。手間暇掛かると思いますがどうぞこれからも頑張って下さい!
丁寧にくるまれてお品が届きました。
良い香りがします。ありがとうございます!
歯触りがしゃきしゃきとして、味もとても美味しく、購入して良かったです。梱包も丁寧できれいでした。またよろしくお願い致します。
前回に続きリピートです。歯ごたえの良い、小ぶりですが、皮まで食べられる安心の林檎でした。
ショップ紹介
HAL Ringo Garden
〒036-0371
青森県黒石市花園町15
寒暖差が激しく、日照時間の多い、青森の大地で、自然のまま力強く育った「野生そのままのりんご」を栽培している。農薬や肥料を一切使わず、虫や生き物を駆除することもない「何も殺さない、みんなが生きる農業」にこだわることで、結果的に地球や社会にやさしい農業を実践している。なかなかな手に入ることができない希少性の高い野生のりんごは数が限られているが、一般的なりんごではない野生のりんごを求める方に届けられたらと考えている。