ブランドストーリー

安全で美味しい
究極の卵づくり

株式会社セーラー

取締役 塩谷健太郎さん

看板商品「日本一こだわり卵」を軸として、食品の販売を手掛ける株式会社セーラー。 数々のメディアにも取り上げられ、「第1回たまごかけごはん祭り」ではグランプリを受賞するなど、絶品卵として名高い日本一こだわり卵。その「こだわり」を聴いた。



たまごかけごはん祭り

一般社団法人日本たまごかけごはん研究所の主催で2019年、東京都で初開催された、たまごかけご飯に合う卵、醤油、トッピングを決めるイベントです。全国から選りすぐりの卵、醤油。トッピングが集まり、会場を訪れた人々が試食し、美味しいと思ったものに投票。第1回大会で日本一こだわり卵は、栄えあるグランプリを受賞しました。


良い卵は良い親鶏から

「美味しい卵にするためには、多くの条件をそろえることが必要です」。
親鶏の品種、えさ、飲み水、育成環境、日齢……。
様々な条件が、卵の味や栄養価を決める。中でも特に影響が大きいのは、親鶏に与えるえさだ。
「やはり美味しいのは、栄養豊富なえさを食べ、元気に育った鶏の卵です。何を与えるかによって、卵の味も全く違ったものになってきます。だからこそ、コストがかかっても、えさには徹底してこだわります」
株式会社セーラーでは、たんぱく源としてイワシの最高魚粉、栄養豊富な小麦胚芽や、漢方として鶏の食欲と健康を支えるパプリカ(西洋トウガラシ)といった天然のえさを与えている。
飲み水には、水道水を用いず、自然豊かな赤穂の地下からくみ上げた、綺麗な天然水を利用。綺麗な軟水を与えることで、まろやかな味わいが生まれるという。



えさへのこだわりは、味だけでなく、卵の栄養価にも表れる。もともと、卵は、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど、多くの栄養素を豊富に含む食材として知られる健康食。
それらの栄養素がどこから来るかと言えばもちろん、親鶏のえさだ。栄養たっぷりのえさを食べて育った鶏の卵の方が、多くの栄養素を含む。
「栄養たっぷりなえさを食べて育っている分、栄養たっぷりな卵になっています」と塩谷さんは胸を張る。
特徴的なのはビタミンEの含有量。通常30個分もの量が、ひとつの卵の中に含まれている。



卵の質を上げる工夫

鶏の品種によっても、卵の質に特徴が出る。
日本一こだわり卵の養鶏場で飼育しているのは、「ボリスブラウン」という品種の鶏だ。
丈夫で健康的、穏やかな性格をしており、栄養価が高く味の良い高品質な卵を安定して産むことができるため、「赤玉鶏の王様」とも呼ばれている。
このボリスブラウンを、衛生管理、温度管理を徹底した最新のウインドレス鶏舎で飼育。
快適な環境を整えることで、栄養豊富なえさをしっかりと食べさせ、赤玉鶏の王様のポテンシャルを最大限引き出す。



鶏は日齢150日ごろから卵を産み始め、日齢700日を迎えるあたりまで採卵することができる。卵の大きさは日齢に比例し、日齢が高い鶏ほど大きな卵を産むが、大きければよい、というわけでもない。
「大きいほど良い卵のイメージがあるかもしれませんが、同じ鶏が産んだ卵であれば、栄養価にほとんど違いはありません。大きい卵と小さい卵、両者の何が違うかと言えば、水分量です」
大きな卵は水分を多く含む分、水っぽく、味が薄い傾向があるという。
味が濃く、最も美味しい卵がとれる期間として、株式会社セーラーが導き出したのは、日齢200~400日という数字。その範囲を出たものは、「日本一こだわり卵」を名乗ることができない。
手間をかけ、コストをかけ、こだわりをもって育てられた鶏から、わずかな期間しか取れない貴重な卵。だからこそ、安定して高品質なものを提供することができる。
これだけの限られた採卵期間を設定しているケースは、同業者の間でも少ないという。



美味しく届けるために

特におすすめしている食べ方は、卵かけご飯。
卵の味と、鮮度が色濃く出る食べ方だ。
「卵かけご飯や、すき焼きのお供、半熟卵など、生や、それに近い状態で食べることも多い食材です。だからこそ、新鮮で清潔な、安全なものをお届けすることを徹底しています」
鶏舎の衛生管理、天然素材にこだわったえさ、殺菌処理と、人の目と機械で入念にチェックした品質。
加えて、採卵当日の卵の新鮮な卵のみを出荷することで、最大限美味しく味わうための鮮度と、安心して食べてもらうための清潔さを担保する。



想いのつまった日本一こだわり卵。より美味しく、より多くの人に届けるために、関連商品の開発・販売にも力を入れる。
卵以外の材料も厳選し、専門の職人、メーカーとタッグを組んで、日本一こだわり卵の良さが引き立つ商品に仕上げた。
自宅で消費するファンが多いのはもちろん、日本一こだわり卵は、贈り物としても人気がある。



「日本の卵は、世界的にみても衛生的で、美味しいと思います」塩谷さんは言う。
多くの国では、卵を生で食べる文化はない。賞味期限はその分長く、鮮度の落ちたものが売り場に並ぶこともある。
生食を想定して販売を行う日本は、卵の鮮度や清潔さに気を配って生産されている。水の硬度も卵の味に影響するから、軟水が一般的な日本は、美味しい卵の生産に適した土地とも言える。
全体的に質の高い日本産の中でも、特にレベルの高いものを。そのために追求したものが、親鶏の品種であり、えさであり、飲み水であり、飼育環境であり、鮮度だ。
卵の一人当たり年間消費量が300個を超え、世界トップクラスの日本。生食以外にも、様々な料理に使われ、消費される。身近な食材だからこそ、美味しく、安全で、栄養豊富なより良いモノを。
株式会社セーラーは「日本一」のこだわりで、食卓に花を添える。



ショップ紹介

株式会社セーラー
〒675-0334
兵庫県 加古川市 志方町成井 486-6

卵をメインに、卵かけご飯に合う醤油、卵を使ったスイーツなどの販売を行う。看板商品「日本一こだわり卵」は、数々のメディアでも取り上げられ、好評を博す。2019年に開催された「第1回卵かけご飯祭り」では、グランプリを受賞。