「サステナブルな社会」って何だろう‐今私たちに出来ること‐
よく耳にする「サステナブルな社会」って何のことでしょう。「持続可能な」と多くの書物や記事には出てきます。「持続可能」という言葉はこれまで日常会話で使うことも聞くこともほとんどなかったワードなので、何となくは分かっても、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。とにかく分かりやすく知りたい、他人事にならず自分事として「サステナブルな社会」を捉えたい、そんな方のために、今回は難しい言葉を使わずに、わかりやすく「サステナブルな社会」についてお話してみたいと思います。
そもそも「サステナブル」って何のこと?
そもそも「サステナブル」って英語なので、日本語に翻訳した「持続可能な」という訳語がしっくりきません。サステナブルとは、「ずっと続けていくことができること」こんな感じでまずは言い換えて捉えてみると分かりやすいように思います。
サステナブルの意図すること。
「サステナブル」という言葉は、社会という言葉とセットにして「サステナブルな社会」と使われることが多いです。「地球の環境をこれ以上壊すことなく、資源も使いすぎず、未来に生きる世代の人々も、この地球で豊かに平和にずっと生活をし続けていける社会をつくろうね」というのが「サステナブル社会」という言葉の意図することです。
「ずっと続けていくことができる社会」ってどういうことなのか、少し身近な言葉で受け止めることができたかもしれませんね。
なぜ今サステナブル?
私たちが生きていくための基盤となるのは地球です。地球環境はもうすでに限界に達しつつあり、このままでは私たち人類が生存していくことができる豊かな場所として存続し続けるのが非常に難しくなっています。
消費型社会や経済優先の産業形態を抜本的に見直し、この地球に住み続けることができるように世界中の人々がともに力を合わせてこの問題を解決するような社会を目指そうとしています。それが「サステナブルな社会」です。
国連で策定された2030年までに地球にとってよい社会をつくろうという国際目標であるSDGsもその実現にむけた動きの一つです。現在、小学校や中学校、高校など学校教育の現場では積極的にサステナブルな社会を創るためにSDGsについて子供達も学んでいます。
地球のため、未来のため、今私たちにできること。
私たち一人ひとりにできることは限られていますが、子供達のため、未来の世代のために、できることはやっていきたい、そう思う方も多いと思います。でも何からやったらいいのだろう、と迷っている方にいくつかアイデアをご紹介します。
エコバックを持とう
一つは、もうすでに始めている方も多いと思いますが、エコバックを持つということ。プラスチックごみを減らし、資源を大切にすることができます。
使い捨てをやめよう
産業革命がおこり、大量生産・大量消費の時代が来てから地球はおかしくなりました。今あらためて、使い捨てをやめてみましょう。割りばしの使い捨てをやめてマイお箸を持つのもいいでしょう。ペットボトルの購入を控えて、水筒にお茶を入れるのもいいですね。
エシカル商品を買おう
買い物を通して誰でも気軽に社会貢献・地球貢献ができるのが「エシカル消費」です。地球の恵みを生活に取り入れる「天然素材」の商品を選んだり、「CO2配慮」商品を選んだり、季節を味わい旬の食材をいただいたり、無添加商品を購入するのもエシカル消費です。また「一生モノ」の商品を長く大切に使うのもエシカル消費です。